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Fig.2. The correlation of weight and legs BMC−BMD.

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Fig.3. The correlation of height and legs BMC−BMD.

なかった。脚伸展筋力は40.6±12.6kg、脚屈曲筋力は17.9±5.9kgであり、絶対値においても体重1kg当りの値のいずれにおいても測定されたBMC,BMDとの間に有意な相関関係はみられなかった(図4,5)。座位からの立ち上がりに要した時間は、1回および3回連続、5回連続のいずれの所要時間とも脚伸展筋力および脚屈曲筋力との間に有意な相関関係はみられなかった(図6)。さらに、いずれの所要時間とも測定されたBMC−BMDとの間に有意な相関関係はみられなかった(図6,7)。

考察

ヒトの骨量は骨格の発育と共に増加し、30〜40歳まで増加を続けて最大(Peak bonemass)となった後は加齢にともない減少する。この減少は男性においては50歳以降、女性においては特に40歳代以降の閉経期付近から目立って減少する2・9)。本研究においてもTotal body BMDと年齢との間には負の相関関係がみられた。山村13)は骨量の減少が起こる主な要因として、1.骨吸収の増加2.骨形成の減少3.組織学的変化等を指摘しているが、本研究の結果には骨吸収の増

 

 

 

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